麻雀


東風荘は連日の大賑わいです。麻雀人気を復活させた功績は非常に大きいとおもいます。 麻雀の基本は確率論です。打牌は基本的に「牌効率」を考えて行なわれます。

この牌姿では何を切るのがベストでしょうか?候補に挙がるのは だとおもいます。 はリャンカン形といって、両面形と同じ価値をもつので、ふつうは手をつけません。 正解は打または打です。受け入れ枚数を冷静に数えればよいのです。受け入れ枚数を数えるというのは単純な確率論にほかなりません。

例えば打の場合

の形になります。受け入れ牌は (→切り)(4枚) しかありません。 を引いても仕方ないですし、を引いても仕方ありません。

同様に考えて、打の場合

受け入れ牌は
(→切り)2枚
(→切り)2枚
(→切り)4枚
の合計10枚です。

の場合

受け入れ牌は
(→切り)4枚 のみです。
を引いてもを引いてもだめです。

の場合

受け入れ牌は
(→切り)4枚
(→切り)2枚
(→切り)2枚
の合計10枚です。

以上、受け入れ枚数を比較して、正解は打または打となります。  

◆参考文献
井手洋介『東大流実戦麻雀』


牌画は『MAHJONG MATERIAL-麻雀WEB素材集-』さんのものを使わせていただきました。感謝。