フォークランド紛争


サッカーファンならイングランドvsアルゼンチンと聞いて身を乗り出さずにはいられないでしょう。ワールドカップ1986年メキシコ大会、マラドーナの「神の手」「5人抜き」、1998年フランス大会でのベッカム一発退場、そして2002年日韓大会、そのベッカムのPKによる勝利。フォークランド紛争以降の両者の対決はいずれもサッカーファンに深い印象を刻んでいます。

1982年4月2日、アルゼンチンはイギリスの領土であるフォークランド諸島へ侵攻しました。 サッチャーは毅然として陸海軍を送り込み、2ヶ月以上の戦闘の末、6月14日アルゼンチン軍を排除しました。

サッチャーの態度は、長期的な国益を守ろうとする保守的リーダーがとるべき、 国際政治行動の模範的ケースと言えます。 ジブラルタルや香港(1982年当時)など、世界各地にイギリス領の地域があります。 このサッチャーの行動は、イギリスの「強い国」としての評判を高め、 他の独立や奪還を求める国々の予想・行動を変えたことでしょう。