需要曲線(個人)


Step2 です。 今回は個人の需要曲線(Individual's Demand Curve)について説明します。

またあいぼん あいぼん に登場してもらいましょう。 あいぼんのキャンディーに対する評価(限界評価)は

1単位目: 4ドル
2単位目: 3ドル
3単位目: 2ドル
4単位目: 0.5ドル

でした。

そこであいぼんはもしキャンディーの価格が

4ドルなら 1単位目まで
3ドルなら 2単位目まで
2ドルなら 3単位目まで
0.5ドルなら 4単位目まで

購入することがわかります。なぜでしょう。

まずキャンディーの価格が4ドルならば、 評価が3ドル以下になる2単位目以降は買っても損するだけです。 あいぼんは1単位しか買いません。 (評価と価格が同じ場合は購入するとします。以下同じです。)

同様にキャンディーの価格が3ドルならば、 評価が2ドル以下になる3単位目以降は買っても損するだけです。 あいぼんは2単位しか買いません。

同様にキャンディーの価格が2ドルならば、 評価が0.5ドル以下になる4単位目以降は買っても損するだけです。 あいぼんは3単位しか買いません。

キャンディーの価格が0.5ドルならば、 4単位目まで買うことによるデメリットはありません。 あいぼんは4単位買います。

そこであいぼんの需要曲線というのは下のようになります。

これはどこかで見たことがあります。

じつはあいぼんの需要曲線は あいぼんの限界評価曲線と同じものなのです。

ただ需要曲線は縦軸(価格)から見て、 限界評価曲線は横軸(数量)から見るという違い があるだけです。

需要曲線と限界評価曲線が同じものである ということは 重要ですのでぜひ覚えておいてください。