Step3 です。
今回は
個人の需要曲線を横に足し合わせたもの
がマーケット全体の需要曲線であるということを説明します。
いまあやや もキャンディーの購入者であるとしましょう。
あややの需要曲線はあいぼん と同じであるとします。
あややは4ドルのとき1単位、3ドルのとき2単位、2ドルのとき3単位、
0.5ドルのとき4単位を購入します。
したがって2人は4ドルのとき合計2単位、3ドルのとき合計4単位、2ドルのとき合計6単位、
0.5ドルのとき合計8単位購入することになります。
これをグラフにしたのが
あいぼん・あややペアの需要曲線ということになります。
これはあいぼんのグラフをあややの分だけ横に移動したものです。
あるいはあいぼんのグラフとあややのグラフを横に足し合わせたものです。
以上より個人の需要曲線を横に足し合わせたもの
がマーケット全体の需要曲線であるということがわかるとおもいます。
◆マーケット全体の限界評価曲線
いまあいぼん・あややペアの限界評価曲線
というのもかくことができます。
それが下のグラフです。
これはやはりあいぼんとあややの限界評価曲線
を横に加えたものです。(下図)
グラフはあいぼん・あややペアのキャンディーに対する評価(限界評価)が
1単位目: 4ドル
2単位目: 4ドル
3単位目: 3ドル
4単位目: 3ドル
5単位目: 2ドル
6単位目: 2ドル
7単位目: 0.5ドル
8単位目: 0.5ドル
ということを表しています。
これは下のように見るとわかりやすいです。
あいぼんとあややの評価をいっしょに積んでいくのですね。
あいぼんとあややの限界評価曲線はやはりあいぼん・あややペアの需要曲線と同じです。
以上より個人の限界評価曲線を横に足し合わせたもの
がマーケット全体の限界評価曲線であるということがわかるとおもいます。
そしてこれはやはりマーケット全体の需要曲線と同じです。
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