5. 判別法


【定理3】

いま BIG 終了後(カウンタ値は0)のクレジットを A とする。 そして、投入枚数のうち、 割合 r だけをクレジットから入れるとする。 すると、クレジットが A になっているとき、小役払出率 k は r に等しい。 すなわち、CR = A のとき、CR投入率 r が小役払出率 k になる。

<証明>
投入枚数を M とする。 いま、クレジットから rM だけ投入する。 クレジットがAになるとは、rM だけ払出があったということ。 小役払出率 k は  k = rM/M = r

いま、ハナビを考えます。 BIG終了後にクレジットを30にしておき、 CR投入率が 0.3789 < r ≦ 0.3906 になるように打ちます。 クレジットが30になっているとき、払出率 k はCR投入率に等しく、 0.3789 < k ≦ 0.3906 です。 ハナビの設定5以上の判別プレイは、 0.3789 < k ≦ 0.3906 のときでした。

24プレイ目以降では、CR投入率は必ず 0.3789 < r ≦ 0.3906 です。 すなわち、 24プレイ目以降でクレジットが30のとき、 必ず払出率は 0.3789 < k ≦ 0.3906 です。 よって24プレイ目以降でCRが30になるプレイは 必ず判別プレイなのです。

【定理4】

CR投入率が、Xプレイ目以降では必ず ks-1 < r ≦ ks になるとする。 このようなXを判別の解といい、X*で表す。

X*プレイ目以降でCRが A になるプレイは、必ず判別プレイである。 なぜならば、このようなプレイで、CR投入率 r は   ks-1 < r ≦ ks  、 小役払出率 k は  ks-1 < k ≦ ks   だからである。

6. 判別法作成1 へ