キューバ危機


世界の戦後史はほとんど米ソの戦後史、つまり冷戦と一致します。 そして1962年のキューバ危機は冷戦最大のクライマックスでした。

キューバ危機は『博士の異常な愛情』(1964年、S・キューブリック監督)とともに ゲーム理論定番の題材になっています。 (管理人はキューブリックが大好きです。好きな理由はサウスパークが好きな理由とほぼ同じです。)

この人類が経験した最も困難な危機は、最も簡単なゲーム理論で理解されます。 ミュンヘン会談ベルリン封鎖と同じチキンゲームです。

AとBが互いに正面からクルマを走らせる。よけたら負け(チキン)。 自分だけまっすぐ進み、相手だけよけるのが最高。

もちろん単なる2*2ゲームだけでキューバ危機が説明しつくせるわけではありません。 ですがこのゲーム理論は問題が困難であることを最も簡単に明らかにします。 状況の最初の理解として最適なモデルですし、これを議論の出発点/ベースにすることができます。


◆キューバ危機に関するドキュメンタリー

  • BSドキュメンタリー 冷戦(24回シリーズ) 第10回「キューバ危機 1959-1962」 日本語版 (ジェレミー・アイザック・プロダクション、ターナー・オリジナル・プロダクション、1998年)